センター試験1日目、お疲れ様でした。
また明日、万全の状態で臨めるよう今日はしっかり休んで下さい。
さて、先日、ぼくらは秋田市で住宅会社BROOKを経営されている岩田さんのところへお邪魔し、いろいろと勉強をさせていただいたのだが、岩田さんとのお話の中で「なんで塾をやってるの?」と質問を受けた。
その言葉を改めて考えると、ぼくはこの社会で塾の仕事しか知らない。いや、学生時代のアルバイトすらも塾講師をしていたので、「この13年間、きみはなにをしてきたのか?」と聞かれたら「塾です!!」みたいな答えになってしまう。とんだ世間知らずだ。しかしながら、この仕事に誇りを持ち、少なからず情熱を注いできた。そして、有難いことに今日まで、1500人以上の子どもたちの人生に関わることができた。
では、なぜぼくはこれほどまでに塾に拘り、長年塾の仕事を続けているのか?を改めて考えると、ぼく自身が勉強を通して感じた体験からきているのだと思う。ぼくは勉強するのが苦手、、、というか下手だった。まったく楽しいとも思えなかった。おまけに勉強の効率は悪いし、長続きしないし、勉強以外にやりたいこともたくさんあった。そんなぼくが学生アルバイト(高額な時給につられて)として塾講師をしたときに、初めて勉強が面白いと感じたのだ。ぼくも楽しいし、子どもたちも喜んでくれる。「勉強って楽しいじゃないか!!」と思ったのだ。
しかしながら、多くの子どもたちは勉強が嫌いだ。
それは、勉強が楽しくないからだと思う。なぜ勉強嫌いな子が多いのかを考えたら、勉強の面白さを伝える人間が少ないからだと思う。テストが悪いわけではない。でも、テストの点数によって劣等感を感じる子は確かにいるし、その結果で叱られることによって更に勉強に対する劣等感は強くなる。本当は勉強が苦手でも生きる道はいくらでもあるはずなのに、、、。
ぼくは、ぼくの仕事を通して、ぼくが感じた「学び」の楽しさを子どもたちに伝えていきたいと思っている。新しいことを知ることや、自分の興味を掘り下げることや、もちろんテストの点数にこだわる子がいたっていい。動機は自由だ。でも、子どもたちに、「学ぶってことは楽しいんだよ」ってことを伝えたい。「学び」によって好奇心の連鎖が生まれ、その多くの好奇心こそが、子どもたちの武器になることを信じて。
昨日、嬉しそうにテストの結果を教えてくれた中 1の子の笑顔がとても素敵だった。
わかるって楽しいことなんだよ。
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