今年も高校入試まで残すところ30日となりました。
今年はオープン1年目ということもあり、Frascoの存在自体を認知いただけない時期がありました。そんな時期を経て、いまこうして子どもたちと一緒に入試の日に向かえることを本当に嬉しく思います。
さて、改めて子どもたちのパワーを思い知らされる日々が続いています。ぼくらはテストの点数というよりは、考える力や知識を活用することに重きを置いてやってきました。それでも、子どもたちのこれまでのテスト結果を振り返ってみると、昨年の10月までにFrascoの仲間になった子どもたちの点数は平均して100点近く伸びていました。10年以上この仕事をしていますが、みんながみんなこれほど結果を出しているケースはぼくの記憶にはありません。
ちなみに、素晴らしいのは、ぼくらではなく子どもたちです。もちろんぼくらはとても素晴らしい授業をします。素晴らしい学習計画も立てますし、実力テストや定期テストに出そうな問題を当てることもぼくらにとって難しいことではありません。その上ぼくらは信じられないほどフレンドリーです。ですが、これだけで点数が伸びるわけではありません。仮に一時的な伸びがあったとしても継続は難しいです。
じゃあ何かって、、、それは自分の頭で考えることです。解説まで丁寧に行ってしまう授業は一見親身で素晴らしい授業に見えてしまいますが、ときとして子どもたちの考える時間を奪うことがあります。大切なのはどうやって考えさせるかです。そこで重要なことは「良質なヒント」です。あと少しで分かりそうな、、、でも、分からない、、、わかった!!みたいな展開を演出していくことが大切だと思っています。
しかしながら、ぼくらがいくら良質なヒントをだしたとしても、子どもたちが考えることをしなければ1ミリも子どもたちの力にはなりません。
だから、ぼくらがこだわるのは時間でも量でもなく、考えることや考えることを楽しむことなのです。
例えば、テストで良い点数を取りたい子がいたとして、そこにぼくらが「ここと、ここと、ここをやりなさい!」というのは簡単です。しかしながら、その助言?は子どもたちの考える機会を奪うことになっているのです。自分に何が必要なのか?ということを自分で分析できるようになったら、そりゃあ点数取れますよね。
昔よく、「何が分からないか分からない」なんてフレーズをよく聞きましたが、その事実が分かっているならそこから着手すればいいというわけですよね。
ということで、今日はうちの生徒自慢でした。
あっ、Frascoの外の電気が切れてしまっていました。高いところはちょっとこわいのですが、ぼくもがんばって電球を交換します。
では、また。
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