今日読んだ植松努さんの記事があまりにも素敵だったのでシェアします。
先日、Frascoで自習をしていた生徒の1人が日本の工業地帯について質問してきた。
現在の日本には三大工業地帯と呼ばれる工業地帯が存在し(昔は北九州を含む四大工業地帯だったが)それぞれ、中京工業地帯、阪神工業地帯、そして京浜工業地帯となっている。これらの名前だけを覚えていてもしょうがないので、それぞれの工業地帯の特徴も説明していった。そして、京浜工業地帯の説明の際に「京浜は東京に出版社が集まっているから、印刷業が有名なんだよね!」という話をした。
すると翌日、「おさむさん、京浜の円グラフに印刷業が載ってないんですけど、、、。」と質問を受けた。
ぼくは、この行為がすごく嬉しかった。何気ない会話の中身を覚えていたこともそうだが、彼はぼくと話したあと家できっと調べたに違いない。そして、ワークに出てきた京浜工業地帯の資料に印刷業の枠がなかったことに疑問を持ったのだ。
この自分で調べることや疑問を持つことこそ「学び」の本質だと思う。誰かの話をひたすら聞くだけでは、ほとんどが右から左だ。結局は自分の頭で考えなければ、知識としては確立しないと思っています。その上で、ぼくらに求められていることは、知識を詰め込ませることではなく、疑問や興味を持たせることだと思う。
受験を前にすると、どうしても学校の勉強に沿った「学び」が中心になってしまうが、それでも個人個人の興味に合わせた「学び」の提供は常に意識していきたいと思っている。
ちなみに、京浜工業地帯では日本の印刷業の4分の1以上を占めているが、京浜工業地帯全体の生産額として機械・金属・化学などの重化学工業の割合が高くなっているので、ご注意くださいませ!
では、また。
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