終わらない夏

いつもなら今日は大曲の花火の日ですが、昨年に続き今年も中止（延期）となった。

ぼくはどこに住んでいようとも、この日ばかりは大曲にいた。

おそらく物心ついた頃から毎年、この日この場所にいた。

不思議なことに、ぼくは心底花火が好き！というわけではない。もちろん人並みに花火は好きだし、綺麗だと思うが、、、毎年大曲の花火をみているわけだから、初めて大曲の花火をみた人のような感動をぼくが味わうことは、恐らく二度とないだろう。

それでもぼくは、この場所に引き寄せられていた。たぶん、ぼくは夏の終わりをいつもこの場所で感じていたのだ。

つまり、ぼくの夏は丸二年終わっていないし、あと一年終わらない。

常夏だ。

常夏のはずなのに去年の雪はすごかった。

きっと今年も常夏にいるぼくに豪雪が襲いかかってくるのだろう、、、きっと。

なんてことを考えながら、最近の日課となっているジョギングを妻と二人する。

あぁ、もうすっかり秋だ。

では、また。