今から10年ほど前、大手の学習に勤務していたとき、ぼくは模試の責任者をしていました。
数百人規模の模試の会場を担当していたので、さまざまな生徒と接する機会がたくさんありました。
そんなあるとき、コンパスを忘れてしまったひとりの少年がいました。
しかしながら、少年は割と冷静で、すぐにお父さんに連絡をして持ってきてもらえるとのことでした。
たくさん子どもたちが集まる会場ではよくあることなのですが、入試本番に向けては良い教訓だな!なんてことを考えながら待っていると、お父さんが到着しました。
そして、無事コンパスを、、、⁉︎
なんとお父さんの手には旅で使う方のコンパス(方位磁針)が!
その瞬間、その子は固まっていました。
と、10年前のことをふと思い出したのですが、このときのお父さんの行動には実はメッセージが隠されていて、進路もしくは受験という旅の中で、自分の目指す方向を見失わないようにがんばりなさい!なんてことを伝えたかったのかなぁ、、、なんて思いました。
#たぶんそうではない
あっ、ちなみに模試に必要なコンパスは少年のもとに届けられ、無事模試に臨むことができました。
入試の持ち物確認をしていると必ずこのことを思いだします。
どーも、Frascoそうまでした。
では、また。
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